基本的にその日の食べるものはその場の思い付きで決めているんですが
本日の気分的にはあっさりとライトな食事を身体が求めてきたので
ちょっと前からそんな気分の時は行こうと考えていたお店に向かうことに。
このお店、ちょっと前に新聞だったか、雑誌だったかで記事になって、たしかリピーター続出の繁盛店、みたいな触れ込みで書かれていました。
その人気の秘密も探りを入れて来たいと思います。
だいぶ日が長くなったのですが、本日の到着は日没後の18:20、そのお店はこちら
とろろや三方原店
駐車場を見る限りでは結構なお客さんが既に居る様子です。
同店への訪問は、記憶の無いくらい昔で、とろろの専門店というくらいの前知識しかありません。
では、さっそく店内に足を踏み入れてみたいと思います。
和風のファミレスみたいなとろろや三方原店
入って行きなり目に入るのは日替わりメニューのサンプル料理です。
この2種類を見る限りではかなりのボリューム感を感じられます。
店員さんに1人でも大丈夫かと問うと、笑顔で快諾してくれ4人掛けのボックス席に案内してくれました。
店内をザっと見た限りではボックス席主体の構成となっており、このボックス席は背もたれが高いため、他のお客さんの視線を感じること無く食事ができる仕様となっています。
個室では無いけれども、他の席が見えない構造となっているようです。
このボックス席以外にも、テーブル席や大人数用の席が用意されていて、カウンター席は無い様子です。
席に案内されて、お冷を出してもらっている間にも、店員さんの笑顔やテキパキとしたオペレーションが垣間見え、入店から数分ながら非常に良い印象を持てる接客に感動しました。
さて、広いボックス席にメニューを広げて注文を吟味してみます。
こちらのとろろやでは、さまざまなご膳やアラカルト料理が用意されているんですが、基本は
・とろろめし+おかず
の組み合わせとなっており、そのとろろめしに付いているとろろも
・大和芋
・自然薯
この2種類から選ぶこととなるようです。(さらに量も選択可能)
お膳の種類もザっと見た感じでも
・がっつり膳
・豚の角煮膳
・チキンフライおろしポン酢膳
・鯖のネギ味噌焼膳
・鰻茶とろろめし
・塩鯖の半身焼膳
・サーモンのねばねば膳
と種類も豊富で、思わず全メニューを制覇したくなるほど、サンプル画像がソソるですが、あくまで2次元での訴えかけに過ぎません。
先ほど入り口で見たサンプル料理は実物そのものが表示されていた、いわば3Dの飛び出す画ヂカラが勝り、本日の日替わりメニューを選択することに。
こちらが本日の日替わり膳
そして、とろろの種類は店員さんによると、大和芋はあっさりさっぱりした感じで、自然薯はネットリとした本物志向、との説明を受け
本物志向の自然薯を選択、量は普通にしておきました。
こうしている間にも次から次へとお客さんが入って来て、テキパキとした店員さんの対応が光ります。
おそらく男性の店員さんはそこそこの年齢ながら、他の3人の女性店員さんはおそらく10代の学生さん(たぶん)と思われます。
それでも、熟練の安定感ある接客はいろんなお店を見渡してもトップクラスに入るのは間違いありません。
と、店員さんに関心をしている間に(7、8分)注文した日替わりご膳が到着!
サンプル料理とそのまんまなんですが、改めて目の前で見ると種類の多さとボリュームに圧倒されます。
では、順番に頂いてみますね。
まずはこの自然薯+麦ごはんでしょう!
この自然薯は種類が『黄金自然薯』と呼ばれ日本原種の希少な品種で
皮ごとすり鉢ですりおろし、とろろや秘伝のサバ出汁味噌汁をまぜて『自然薯とろろ汁』に仕上げているそうです。
麦ごはんに適量をかけてそのまま箸で口にかきこみます!
・・・・トロッウッッマ!
どうやら僕が子供の頃に食べていたとろろは大和芋のようで、ここまでトロットロの粘りっ気はありませんでした。
まさに本格的なとろろ!かすかに味噌の風味がするんですが、出しゃばらず主役の自然薯の旨味をサポートするに徹しています。
そして麦ごはんはけっこう固め、ハードな炊き上がりで出されていますが、このパサついた固さがとろろと合流することで、米と麦の1粒1粒がとろろに広がって行くように一体感を持って口の中へと運ばれます。
味が少し薄いと感じたならば、極少量の醤油をかける、と書いてあったのでやってみると・・
これは、これで懐かしい味、昔とろろに醤油をかけて食べた記憶が蘇ります。始めからこの味変を行うのはお薦めできませんが、サッカーで例えるなら後半の20分過ぎた辺りからなら、ぜひ積極的に試してもらいたい戦術となります。
なんにしても、とろろごはんのかっ込みに集中してしまうとエンドレスとなる恐れがあるので一旦箸を休めます。
つづいて、メニューを上から攻めるとなると次は「海老とお葱のとろろ蒸し」です。
海老とお葱のとろろ蒸し
何この食感!?モチモチしてる、おそらく食材は海老と葱をとろろに混ぜて蒸したもの?こんなにモチモチとした食感になるんだ。
海老のプリップリとした食感とこのモチモチ感がたまらなく爽快で、ダシのあんかけと共にペロリと完食。
豚つくねフライ
そしておろしポン酢で食べるジューシーな豚つくねフライも熱々で提供されていて(おそらく揚げ終わったら直ぐに配膳されたであろう)オペレーションの確かさを再確認。
豆腐・サーモン・長芋・めんつゆ仕立
「豆腐・サーモン・長芋・めんつゆ仕立」は小鉢ながらバランスの良い味のハーモニーを奏でているし
「カンパチとネバネバお野菜の盛り合わせ」は長芋、オクラ、メカブ、とネバネバ食感の三重奏を体験
・・・・・激ウッッマァ!!
少量の小鉢をまるで台風の順路のように完食して回る僕の箸を休め思わず叫んでしまいましたw
このお膳、マジでそうとうウマいっスよ!
看板メニューであるとろろ飯が非常に美味しかったことはもちろんですが、お膳を構成する1品1品が細部に至るまで趣向を凝らし、『芋』という共通要素で統一感を出すという、芸術品と読んでもおかしくないレベルのお膳。
ごちそうさまでした
これだけのクオリティを知ってしまうと・・・
たしかにリピ確定!ですね^^
これはあくまで裏技的な使い方ですが、じいじ、ばあば、お母さんと子供はお膳料理を楽しむ、
そしてパパは・・・
単品料理とビールを楽しむw
けっこうおつまみ系の単品料理が豊富なんですよね(笑)
そんな裏技系の使い方まで脳裏をよぎった絶品メニューの数々でした。
今回はお一人様での来店となりましたが、次回はファミリーで来店を果たしたいと思います。
とろろや三方原店
■店名:とろろやみかたばらてん
■住所:〒433-8104 静岡県浜松市北区東三方町109−2
■営業時間:11時00分~14時45分/17時00分~21時30分
■定休日:無し